上記写真を見るとわかるように、既製の肩パットは面積が大きく、厚みがあります。しかし、弊店のジャケットにマッチする肩パットは面積が小さく、薄い肩パットです。
無いなら作ろうということで、既成の肩パットをばらします。
ばらしていくと、大・中・小と3つの大きさの綿があります。この大・中・小の綿をそれぞれ6等分に分けていき、6等分のなかの2等分のみを使用します。
分かりやすく言うと、元々ある16層の綿を6~7層まで減らすというイメージです。
その後、綿を積んでいくのですが、ただ積んでいくのではなく、両サイドから中心に向かうにつれて、徐々に高くなる様に積みあげていきます。
そして不織布ではさみ、出来上がりをイメージしゆとりを入れながら糸で固定します。
洋服つくりの手間は、かなりの時間がかかりますが、何十年着れる洋服をと思えば少しの時間です。
Pinorso 向井